「尿の中に糖分が出ている病気」として知られている病気が糖尿病ですが、尿の中に糖分が出ていなければ糖尿病ではないとは言い切れません。もともと血糖値が高くなる糖尿病は、食事の前にはそれほど血糖値が高くない場合があり、尿からも糖分が検出されないからです。すい臓から出ているインシュリンの働きが弱くなりますと、血糖値が高くなっていきます。この血糖値が増えても自覚症状はほとんどありません。よく症状として、のどが渇くだとか体がだるくなるなどと言われますが、それはかなり糖尿病の症状が進んでいる場合で自覚症状が出てくる頃です。ほんらい、自覚症状がないので、治療もしないままでいますと高血糖が血管を傷付け痛められて合併症が起きてきます。
糖尿病は別名「合併症の病気」と言われています。そして合併症とは治療しないままでいますと、とても怖い病気になっていくのです。例えば、糖尿病によって「網膜症」を引き起こすことがあります。これは目の病気で、網膜が障害を受けて視力が低下する病気です。その他にも腎臓の働きを低下させる「腎症」や神経の障害、動脈硬化も考えられます。
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